2021年10月
KKR × Chord Music: Kobalt $1.1B買収
KKRがDundee PartnersとChord Musicを設立。Kobalt Capital Fund II(62,000+曲)を$1.1Bで取得。2022年2月にChord ABS($1.1B)を発行。音楽担保ABS市場の先駆的事例となり、Concord等の後続が追随した。
2022年〜
Apollo × Concord: 3回累計$3.15B ABS
2022年$1.8B(業界初の投資適格格付き音楽ABS)→2023年$500M→2024年$850M(A+/A2格付け・3倍超申込の記録的案件)。担保: ビートルズ・ストーンズ・KISS・R.E.M.等100万+曲のロイヤリティキャッシュフロー。Apolloは音楽ロイヤリティABSの「業界標準化を行った主幹事」として不動の地位を得た。
2023年9月
Litmus Music(Carlyle)× Katy Perryカタログ($225M)
Carlyle傘下のLitmus Musicが$225MでKaty Perryの5アルバム分カタログを取得(One of the Boys / Teenage Dream / PRISM / Witness / Smile含む16マルチプラチナシングル)。設立者Dan McCarrollは元Capitol Records Presidentとしてアーティストとの個人的信頼関係を活用。
2024年2月
UMGのChord 26%取得——KKRの一部Exit
Universal Music Groupが$240MでChordの26%を取得。Chord評価額$1.85B。KKRのChordへのポジションが縮小し、「音楽直接保有」から「Credit/Debt」へのシフトが明確化した。KKRが「直接保有→ABS化→メジャーに売却」という出口ルートを初めて完成させた案件。
2024年3月
KKR × HarbourView: $500M音楽融資
HarbourView Equity Partners(2021年設立の音楽ファンド)がKKR主導の$500M Private Securitizationを実行。KKRは「直接保有」でなく「Debt/Credit」として音楽市場に留まる戦略を確立。
2024年6月〜10月
KKR × Superstruct Entertainment(€1.3B)
Providenceから€1.3Bで欧州最大フェスオペレーターSuperstructを買収。Wacken Open Air(独)・Boardmasters(英)・Zwarte Cross(蘭)等80+フェスを運営。2024年10月、CVCがJoint Investorとして参加。「録音音楽から体験音楽へ」のKKRの転換を象徴する案件。
2024年7月
Apollo × Sony Music Group: $700M資本提供
ApollがSony Musicに$700Mの「Capital Solution(優先株式的・メザニン)」を提供。Athene等のApollo傘下保険子会社が主な投資家。背景: SonyがQueenカタログ$1.2B買収を検討中であり、その資金ニーズに応えた。「保険資産 × メジャーレーベル資金ニーズ」の構造的マッチングを実現。
2024年10月
KKR × Simon & Schuster($1.6B)
スクリブナー・アトリア等を含むBig Five出版社を$1.6Bで取得。書籍IP→映像化→ゲーム化のサイクルでAUMを稼ぐ構造。「音楽だけでなくナラティブIP(書籍・映像・体験)を統合して保有する」次世代エンタメPEの姿を示した。
2024年12月〜2025年1月
Sony-KADOKAWA戦略資本業務提携(参考事例)
SonyがKADOKAWA新株12,054,100株を約500億円($320M)で引受。KADOKAWA最大株主(約10%)に。KKRがこの案件に直接関与したわけではないが、「$1B以上の日本IP案件が現実的に存在する」ことが証明され、KKR・Apollo等が「次の大型日本IP案件」を探索するモチベーションが高まった。