IGポート(東証スタンダード:3791)の中核事業会社。1987年設立、1993年に石川光久が独立して現法人を設立。「攻殻機動隊」「PSYCHO-PASS」「ハイキュー!!」「東京リベンジャーズ」を擁する日本を代表するアニメスタジオ。IGポートFY2024連結売上118.4億円[3][4]、NetflixからIGポートへの支払い36億円[1]。映像制作部門は構造的赤字が続くなか、ライセンス事業が実質的な利益源。
1995年
「攻殻機動隊」公開——世界のクリエイターに衝撃
押井守監督作品「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」がウォシャウスキー姉妹(「マトリックス」監督)が「制作前に必ず見るよう指示した」と述べるほどの国際的影響力を持つ作品に。Production I.Gを「世界に通じるスタジオ」として認知させた原点。2017年にスカーレット・ヨハンソン主演で米国実写映画化(Paramount)。
2013年〜
WIT STUDIO「進撃の巨人」の国際爆発
WIT STUDIOが制作したシーズン1-3が日本アニメ史上最も国際的に成功した作品の一つとなった。シーズン4からMAPPAへ移管された後も作品価値が維持された事例は、「スタジオが変わってもIP価値は継続する」という構造を示す。
2012〜
「PSYCHO-PASS」フランチャイズとIPオーナーモデルの確立
フジテレビ系で放送開始した「PSYCHO-PASS」は Production I.Gが共同著作権を保有するオリジナルIP。テレビシリーズ・映画・ゲーム・コミックと多展開し、制作スタジオ自らがIPオーナーとして継続的に収益を得るモデルの成功例となった。
2020年前後〜
Netflixとの長期パートナーシップ拡大
NetflixがIGポートグループとの長期パートナーシップを拡大。FY2024のNetflix関連収益は約36億円(2,430万ドル)。「THE ONE PIECE」「PLUTO」「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」等の高単価案件が並ぶ。
2024年2月
「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」 国内興行163億円突破
Production I.Gが制作に関与した劇場版が日本国内で163億円超(2024年6月時点)を記録。東宝が国内配給、Netflixが海外配信を担当。「国内興行×海外OTT」ハイブリッド戦略の成功事例として、アニメのマネタイズモデルに新基準を示した。
2024年
Signal.MD吸収合併、2スタジオ体制へ再編
Production I.GがSignal.MDを吸収合併し、「Production I.G × Signal.MD」の2スタジオ体制に再編。MAG Gardenはコミック出版専業として分離。グループ内のアニメ制作機能を集約する方向性を示した。