西村義明が2015年4月に設立。2014年のスタジオジブリ制作部門解散を契機に、ジブリ出身者で再編成された独立スタジオ。社名「ポノック」はセルビア・クロアチア語で「真夜中」「新しい1日のはじまり」を意味するponoćに由来。第1作『メアリと魔女の花』(2017)は興収32.9億円[1]のヒット、第2作『屋根裏のラジャー』(2023)は興収約2.4億円[8]と苦戦してNetflixが配信権で事実上救済[7]。
| 作品 | 公開年 | 監督 | 興行収入 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| メアリと魔女の花 | 2017年7月8日 | 米林宏昌 | 32.9億円[1] | 新設アニメスタジオの第1作としては異例のヒット |
| ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間- | 2018 | 米林宏昌/百瀬義行/山下明彦 | 限定的 | 短編アニメ3部作、技術力と多様性をアピール |
| 屋根裏のラジャー | 2023年12月15日 | 百瀬義行 | 約2.38億円(最終3億円未満推定)[8] | 製作費約20-30億円規模(推計)に対し大幅赤字。動員18万人 |
非上場のため売上は非公開。「ジブリほどの興行を出せない場合に製作費の回収が極めて難しい」というクリエイター主導独立スタジオの構造的問題を浮き彫りに
スタジオポノックの特徴は、ジブリの「美術・人材・配給ルート」を継承しつつ、「製作委員会・配給戦略」は独自路線を取ること。第1作は東宝劇場配給で成功、第2作は東宝配給で苦戦→Netflix救済という変容をたどった。
| 観点 | ジブリ | ポノック |
|---|---|---|
| 経営基盤 | 徳間書店→日本テレビ系(2023年子会社化) | 完全独立、外部資本依存度低い |
| 興行規模 | 100-300億円級が標準 | 2-30億円規模 |
| 監督 | 宮崎駿・高畑勲の二大巨匠 | 米林宏昌・百瀬義行(中堅) |
| 配信戦略 | DVD・物理パッケージ重視(過去)/2020年HBO Max・Netflix配信開始 | Netflix救済型(屋根裏のラジャー) |
| 規模 | 常時200-300名 | 数十名規模(プロジェクトベース) |
| 設立 | 2015年4月 |
|---|---|
| 代表取締役 | 西村義明(元スタジオジブリプロデューサー、当時37歳) |
| 直接の契機 | 2014年8月のスタジオジブリ制作部門解散 |
| 社名由来 | セルビア・クロアチア語「ponoć」(真夜中/新しい1日のはじまり) |
| 規模 | 数十名規模(プロジェクトベース)、外部資本依存度低い完全独立 |