QUANTS OVERVIEW · INDUSTRY ISSUE 01 / 2026

🌍 マクロ系

金利・為替・コモディティ・株式指数を対象に、マクロ経済の見通しに基づく運用。ディスクレショナリーマクロとシステマティックマクロの2系統が共存する。

3行サマリ

  1. グローバルマクロはヘッジファンドの中で最も歴史が長い戦略。George Sorosの「イングランド銀行を破った男」(1992年)が象徴。推定AUM $2,000〜3,000億。
  2. ディスクレショナリー(裁量型)とシステマティック(定量型)の2系統。前者はRay Dalio(Bridgewater)、後者はAQR・Man AHLが代表。近年はハイブリッド化が進行。
  3. リスクパリティ戦略が2010年代に年金基金に広く浸透。Bridgewaterの「All Weather」が原型。各資産クラスのリスク寄与度を均等化するポートフォリオ構築法。

3観点で読み解く

裁量型 vs 定量型・リスクパリティ・マクロ指標

🌍 産業特長

Sorosの反射性理論からDalioの「Principles」、リスクパリティの数理的基盤まで。マクロ投資の知的系譜とパラダイム変遷。

報酬・AUM・年金マネーの流入

💰 ビジネスモデル

伝統的2/20から年金向けリスクパリティ(低報酬・大AUM)への分岐。マクロファンドの収益源と費用構造。

Bridgewater・AQR・Brevan Howard

🏢 主要プレイヤー

世界最大のヘッジファンドBridgewaterから、システマティックマクロの新興勢力まで。裁量型と定量型の勢力図。


主要数値ダイジェスト

セクター概況

指標数値備考
グローバルマクロ推定AUM$2,000〜3,000億ディスクレショナリー+システマティック合計
リスクパリティ推定AUM$1,500〜2,000億年金基金・SWFからの配分が中心
Bridgewater AUM$1,240億世界最大のヘッジファンド
対象市場金利・為替・コモディティ・株式指数先物・スワップ・オプションを活用
2022年マクロファンドリターン+10〜30%金利上昇トレードで大幅プラス

→ まずは「産業特長」から読む